ノロウィルスの特徴

ノロウィルスの特徴

ノロウィルスの特徴を簡単にまとめてみました。


ノロウィルスは非常に小さい

ノロウィルスは非常に小さく、その直径は約35~40nm(ナノメートル)(10億分の35~40メートル)。ノロウィルスはこのように非常に小さいということで、ノロウィルスが一旦付着すると、指紋、爪と皮膚の間、皮膚の皺などに入り込み、手洗いなどでの洗い流しが非常に難しくなります。また、非常に小さくて軽いことで、ノロウィルスを含む嘔吐物や糞便が乾燥するとノロウィルスが空気中を長時間漂うことになり、ノロウィルスへの感染リスクを著しく高めてしまいます。


ノロウィルスは細菌ではない

ノロウィルスはその名の通り、細菌ではなく、生きた生体の中でのみ増殖します。また、ノロウィルスには抗生物質は効かず、ノロウィルスのワクチンもありません。


ノロウィルスは抵抗生が高い

ノロウィルスは培養できないので、物理的特徴や化学的特徴についての詳細は分かっていません。しかし、おおよそ次のようなことが分かっています。

  1. 一般的なアルコール消毒はあまり効かない
  2. 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効。ただし、手洗い等には使用できない
  3. 熱に対する抵抗性が意外に高く、60度で30分程度の加熱では完全には死なない
  4. ノロウィルスは、85~90度で90秒以上加熱するとほぼ死滅する
  5. 乾燥についても意外に強く、20日間程度の乾燥でも感染する力を失わない
  6. 凍結にも強く、凍結しただけでは殆どノロウィルスは死なない


感染しても症状が出ない場合もある

ノロウィルスに感染した人の何らかの要因により、ノロウィルスの感染や発症の仕方に大きな違いがあり、感染しても症状が出ない場合もあります。


症状は数日でおさまる

ノロウィルスによる症状が出ても、通常の場合、数日で症状はおさまります。しかし、症状がおさまっても2~4週間程度は糞便中にノロウィルスが排出されるので、感染を拡大しないための注意が必要です。